

ヘザーヒルズファームからのお便り
巣箱の移動中です 10th Jul., ’17
2017年7月10日
マークです。 ヘザーヒルズ スコティッシュ ハニーが好きな日本の皆様お元気ですか?
ブロッサム・ハニーの収穫が終わり、今は巣箱をヘザーの花が咲く原野に巣箱を移す作業をしています。 巣箱の移動は日の出前と日没後に行わなければなりません。 ミツバチ達が巣箱に戻り、巣箱の中にいる間にしなければならない仕事です。 ワイルド・ヘザーが咲く丘陵や原野は広大な地域ですから1,300個の巣箱をグループごとに分け、置く場所も十分に配慮しなければなりません。 もちろん巣箱を置く場所はシーズン中にも変更します。 また、ミツバチ達がたくさん蜜を集められるように状況に応じて、巣箱の向きも変えます。 一日に3・4箇所しか廻れませんので、7月の末から9月いっぱいは忙しい日々となります。
パースシャー一帯はスコットランドの中でも一番たくさんワイルド・ヘザーの花が咲く風光明媚な地域なのですよ。
今年は天候に恵まれることを願いつつ作業をしています。 では、また。
マークより
無事2016年産ハニーが届きました Apr. 8,’17
2017年4月9日
はちみつを乗せた船が遅れ、3月23日に大井埠頭に到着しました。 税関の保税倉庫に搬入されたのは3月28日でした。 さあ、それから通関に必要な書類の申請です。 3月29日にゆりかもめに乗りテレコムセンター駅にある東京税関検疫所へ食品届の申請書を提出して許可をもらいました。 次の日の30日、JR品川駅からバスに乗り大井埠頭にある東京税関大井出張所へ出向き通関手続きをしました。 税関のコンピューターに必要項目を入れ登録すると自動的に税関員のPCに入ります。 同時に輸入税も自動的に計算されて出て来ます。 間違っていなければ輸入許可書と納税書が出ます。 納税書をもって輸入税を支払うと初めて輸入許可書を受け取ることが出来、この時点で貨物(はちみつ)を受け取ることが出来るのですよ。 費用削減の為、現在は通関業者を使いません。 なぜなら通関費用は価格に反映してしまうからです。 通関費用は高いですし、時間がかかってしまいますので。
運送会社から国分寺へ搬入してもらったのは4月4日午後でした。 これでやっと安心です。
ヘザーヒルズ ファームから貨物が出発したのは1月26日、それからスコットランドの港を出港したほは2月7日、日本に着いたのは3月23日ですから、はちみつ達は長い旅をして来たのです。 ご苦労様 !
記事を載せるのが遅くなりました Mar. 22,’17
2017年3月20日
3月7日 - 10日まで幕張メッセでFOODEX 2017が開催されました。 もっと早く記事を書こうと思っていましたが、輸入の件などがあり遅くンまりました。 今年はスコットランドのブースでヘザー・ハニーを使ったお料理とお菓子のデモンストレイションがありました。 お料理は3月7日、 お菓子は3月8日でした。 お料理の講師はアパホテル&リゾート東京ベイ幕張の名誉総料理長・岩崎氏による「サーモンのコンフィ ヘザー・ハニー ソース 春キャベツ添え」 そしてお菓子は砂古玉緒氏によるバタースコッチ ブレッドプディング ウイスキーソースかけ、クラナカン、ダンディ ケーキとトラディッショナル スコッチ パンケーキ、それぞれデモンストレイションの時間が異なりました。
私は電車が遅れ最初のバタースコッチ ブレッドプディングは逃しましたけれど、クラナカンとスコッチパンケーキを味わいました。 両方ともヘザー・ハニーが使われたからです。 もちろん美味しかったですし、2015年産のヘザー・ハニーは近年になくヘザーの花の香りが素晴らしいのでブースの周りはヘザー・ハニーの香りが充満していました。 砂古氏は「このヘザー・ハニーは火を入れても香りがとばないのですねー。 すごいです。」とおっしゃっていました。 「そうですよー」と私の答えでした。


到着が遅れます Mar.10、’17
2017年3月10日
2016年産のヘザーヒルズ ヘザー・ハニー、ブロッサム・ハニーを積んだ船は本日到着予定でしたけれど、遅れて今月21日ころ到着予定になりました。
昨日(3月9日)糖分の検査証が届きました。 抗生物質5種類の検査証はすでに届いています。 糖分の検査証をみましたら素晴らしい結果です。 2016年産のしょ糖はやっぱり0%でした。皆さま糖分と聞くとお砂糖と思われます。 お砂糖の糖はしょ糖と言って取り過ぎますといろいろ支障が出ます。お花の蜜はこのしょ糖です。花蜜をみつばちが自分が持っている酵素で分解してはちみつが出来ます。 この時100%分解するのは至難の業ですので、このしょ糖が5%までは天然はちみつとなります。
国産はこの糖分検査も抗生物質検査もありませんから、品質の良し悪しは分かりません。 ご存じでした?
このことはさて置き、果糖とブドウ糖の割合いも素晴らしいです。 果糖がブドウ糖より多くないと天然はちみつとして認められないのです。 確か3年前、ヘザー・ハニーは問題なかったのですが、ブロッサム・ハニーに含まれるブドウ糖が0.1%果糖より多かったのです。 そうするとどうなるかって、天然でも人造はちみつになってしまい、 輸入税は約3倍近く跳ね上がります。 この時は高い輸入税を支払いました。 検査証の取り直しは出来ませんから。 いろいろ難しいことがあるのですよ。
毎年値段が上がるので・・・ Feb. 25、’17
2017年2月24日
気候の変化でヘザー・ハニーの収穫が激減していることは過去何度もお話してきました。 生産者のヘザーヒルズ ファームも近年はヘザー・ハニーが足りなくなり、6月には完売してしまいます。 幸いなことに毎年日本には出荷してくれますので、本当に有難いです。 ヘザー・ハニーが無くなったら困るお客様ばかりですから。 収穫量が激減している為、毎年値段が上がりますので、毎年価格を決めるときは悩みます。
以前にもお話しましたけれど、ヘザー・ハニーも生産者によってはヘザー・ハニーにほかのはちみつを混ぜているのです。 収穫量が激減していますからね。 ヘザー・ハニーは花の香りが素晴らしいですから、他のはちみつを混ぜたヘザー・ハニーを食べても美味しいと思うでしょう。 でも、ヘザーヒルズ ファームのヘザー・ハニーを味わうとその違いが分かります。 ヘザーヒルズ ヘザー・ハニーを一度味わうと忘れられなくなるのですよ。 ですからヘザーヒルズ ヘザー・ハニーを味わったことがあるお客様はその違いが分かります。
本当に魅惑的な味なのです、ヘザーヒルズ ファームのヘザー・ハニーは。
大きなキティちゃん 17th Feb. ’17
2017年2月20日
2月13日に催されたスコットランド 文化・観光・対外関係大臣 フィオナ・ヒスロップ氏のご挨拶はちょっと長かったですが、スコットランドと日本の関係についてなどのお話でした。 その前に英国大使 ポール・マデン氏のご挨拶、 スコットランド国際開発庁トップ スティーブン・ベーカー博士のご挨拶がありました。 それぞれに興味深いお話でした。
レセプションで会場にタータンを使って作られた大きなキティちゃんや小さな可愛いキティちゃんがいました。 大きいキティちゃんです。
今回はデザートに 16th Feb ’17
2017年2月16日
2月13日夕刻、スコットランドから文化・観光・対外関係大臣であるフィオナ・ヒスロップ氏が来日していた為、レセプションが開かれました。 お招きを頂き出席しました。 スコットランド主催のレセプションの時は英国大使公邸入口でバグパイプの演奏がされていますので、スコットランドの雰囲気に包まれます。
大使館のシェフとは以前にもお会いしていましたので面識があります。 シェフは時々レセプションに出してあるお料理を見に会場に出ていらっしゃいます。 「今回はヘザー・ハニーは何に使ったのですか? サーモン? アイスクリームも美味しいですよ。」 とお話ししましたら、「もちろん。 今日はデザートのメレンゲに使っているけれど、先週行われた大臣歓迎のレセプションには200名ほどのお客様だったので、ヘザー・ハニーはアイスクリームに使ったよ。」 との事でした。 評判は上々だったそうで、 もっともとうなずけました。 13日のレセプションのお料理はどれも美味しく、シェフに感謝でした。 そうそう、スコットランドのサーモンは本当に素晴らしく美味しいですよ。
スコティッシュ ハニーの検査 8th Feb. ’17
2017年2月8日
こんにちは、 お元気ですか? ヘザーヒルズ ファームのマークです。 と、改めて名乗ることもありませんね?
スコティッシュ ハニーの検査が済み、3日前にここから出荷しました。 検査証は日本で輸入する時に必要な書類の一つです。 糖分の検査と抗生物質の検査が必要です。 糖分検査は果糖・ブドウ糖・しょ糖(お砂糖と同じ成分)の割合い検査で、 しょ糖は5%以下、 果糖とブドウ糖は果糖がブドウ糖より多くなければなりませんし、 果糖は全糖分の50%以上でなければなりません。 抗生物質は5種類もあるのです。 まず、一番怖いクロラムフェニコール、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリンの5種類です。 天然はちみつの輸入はとても厳しく大変といつもロコが言ってます。 日本は検査費用がものすごく高いし、時間もかかるそうですのでスコットランドで検査して検査証を発行してもらいます。 でも、検査会社は日本の厚生省が指定した検査会社でなければならないのですよ。 (どうしてかなー???)
2016年産のハニーは3月半ば過ぎに日本に到着する予定です。 お知らせでした。 マークより
現在びん詰め作業中 13th, Jan ’17
2017年1月13日
日本の皆さま、 新年おめでとうございます。
私達はいま日本へ出荷するヘザー・ハニー・ブロッサム・ハニーその他を瓶に詰める作業をしています。 1瓶・1びん手作業で詰め、もちろんラベル貼りも手作業で貼ります。
2016年のヘザー・ハニーはとても明るい色になりましたけれど、時が経つにつれてだんだんと色が濃くなってゆきます。これはヘザー・ハニーの特徴です。 味は優しいですが、日本の皆さまはどう思われるでしょうか。 びん詰め・ラベル貼りが終われば、輸出用のカートンボックス入れて船積みの準備にかかります。 日本に到着するのは3月になると思います。 日本の通関は大変とシェイラ&ロコのロコが言ってました。
では、また連絡します。 マークより
ヘザーヒルズ ファームのジャム 16th Nov. ’16
2016年11月17日
ヘザーヒルズ ファームがあるブレアゴリィ近郊のフルーツ農園にとって今年は素晴らしい年になりました。 初夏からの天気は素晴らしくいろいろな種類のフルーツの花が咲きました。 フルーツ農園では従来のラズベリーやストロベリーの産地にも関わらず近年畑の一部を新しいフルーツに移行しています。 チェリーやブルーベリーの苗を植えています。そのためラズベリー・ストロベリーの収穫が減りました。
スコットランドのスーパーマーケットは今年イングランド産ラズベリーを大量に仕入れた為、スコティッシュ ラズベリーはイングランド南部へ販売されました。 そんなことから 私達はスコティッシュ ラズベリーの生産が復活することを願っています。 なぜなら私達の素晴らしいラズベリー・ジャムを作るのにはスコティッシュ ラズベリーでなければ味が変わるし美味しさも損なわれるからです。 ブレアゴリィとその近郊のラズベリーの美味しさが私達の素晴らしく美味しいラズベリー ジャムを作るのでエリザベス女王にも献上出来るのです。
2・3週間の短い秋の後、先週冬がやってきました。 私達はもう少しの間、雪が降らないことを望んでいます。 なぜなら木々や草々が鮮やかなオレンジ色や赤い色に彩られて壮麗な色合いの景色を楽しみたいからです。 日本の秋も美しいのでしょうね。
少し早いですけれど、 私達のハニーを愛して下さる日本のファンの皆様、 どうぞ素敵で幸せなクリスマスと新年をお迎えくださることを、遠いスコットランドの地からお祈りいたします。
マーク、バーナード、アラン、アーロン、ピート と ヘザーヒルズ ファームのスタッフ一同 そして ミツバチ達