ヘザーヒルズファームからのお便り
昼も夜も忙しい 2014. 7. 8
2014年7月14日
ヘザーヒルズ・スコティッシュ・ハニー ファンの皆様 こんにちは。
今7月8日の午後1:23です。 ブロッサム・ハニーの収穫が終わって、私達は現在ミツバチ達をヘザーの咲く丘陵の傍や荒野へ巣箱を移す作業をしています。 ミツバチ達が眠っている間にしなければなりませんから、ミツバチ達が働き出す前、夜と早朝の仕事です。 巣箱をどの様に置くかは昼間にミツバチ達の働き具合を見て決めます。 この仕事は2週間以上続きます。 1300個以上の巣箱を一か所に置く訳ではありませんから、毎日何マイルも車を走らせて160?190の場所を確保するのです。 ミツバチ達がたくさん蜜を集められる様にしなければなりませんから。
7月15日までには終わらせなければなりません。
今年は約1ヶ月近く季節が早まっています。 通常は7月終わり頃から咲き始めるベル・ヘザーの花が殆ど終わりました。 そしてリング・ヘザーが咲き始め、9月いっぱい咲き誇ります。 これから先の天気が心配です。 今年こそは雨にならない事を祈りがら、ミツバチ達を移動させる仕事をしています。
マークより
スコットランドの国花
2014年7月11日
スコットランドの国花をご存じですか? 残念ながらヘザーではないのです。 スコティッシュ・シスル (スコットランドあざみ)です。 近くに日立の中央研究所があり、塀沿いにスコットランドあざみがありました。 今は約40cm位になりましたが、初めて見つけた時はまだ20cm位でした。 雑草の中にあるので、そのうち雑草と一緒に抜かれてしまうのでは?と心配でした。 そこで今日入口の案内所の人にお願いして頂いて来ました。 すぐ家に戻って鉢に植え替えたのですが、この夏の暑い最中に抜いて植え替えたので心配です。
スコットランドあざみは葉にも茎にも棘が沢山あるのです。 夕方になって腕を見ましたら棘に刺されて虫に刺されたか何かにかぶれたかの様になっていました。 さっそくヘザー・ハニーをつけましたら痛みもなく腫れが引きました。 やっぱりヘザー・ハニーはすごい。
どうしてあざみが国の花になったのか、お話しましょう。
昔スコットランドとヴァイキングが戦っていた時、ある夜ヴァイキングの斥候たちはスコットランドに上陸し、眠っているスコットランドの兵士の度肝を抜いて占領しようと企てました。 スコットランドあざみは葉も茎も花のがくにも棘が沢山でちょっとさわっただけでもすごく痛いのですよ。 スコットランドの兵士は足の脛をガードしていますから普通に歩けますが、ヴァイキングの斥候たちはそんなことは知りませんし、またあざみが沢山生えていることも知りません。 上陸した斥候たちはあざみを踏んであまりの痛さに大声をあげたので、スコットランドの兵士はヴァイキングの軍が上陸してくる事に気付き戦いに勝ったのだそうです。 「あざみがスコットランドを救った」 とスコットランドの人達はあざみに感謝し、その時からあざみはスコットランドの国花になったそうです。