ヘザーヒルズファームからのお便り
ヘザー・ハニーの旅 2012.11.28
2012年11月28日
今年のヘザー・ハニーが日本へ旅立ちました。 長い旅です。 オイル節約の為、現在は航海日数が約40日かかります、以前は28日くらいでした。 日本へは1月8日到着の予定です。
今年はベル・ヘザーのハニーは全く採れませんでした。 ベル・ヘザーの花は7月の半ばから8月の初めまでしか咲きません。 8月1日頃にはリング・ヘザーの花が咲き始めます。 リング・ヘザーはそれからずーっと9月半ば、時には9月末から10月初めまで咲き続けます。 でも、今年も雨ばかりの日が続きましたので、 昨年を除いて今までで一番収穫が少なかった年です。
糖分の検査の時に花粉の量も調べてみました。 花粉の量はいつもより多いです。 ヘザーの花は至るところに咲いていますからミツバチ達は容易に花蜜を集めることが出来ます。 なにしろ、ヘザーの花が咲いている中に巣箱を置くのですから、巣箱の周りは全部ヘザーの花ですよ。 シェイラ アンド ロコのロコから聞いたのですが、フランスでは緑色と青色のハチミツが採れたそうです。 びっくりです。 きっと甘い花蜜を持つ花がなかったのかも知れませんね。 チョコレートをコーティングするカラフルなお砂糖をミツバチ達が餌にしたようですよ。 怖いですね。 フランスのミツバチ達が可哀そうです。
今年のヘザー・ハニーも素晴らしい品質と美味しさですから、きっと日本の皆さまも満足してくれるでしょう。
マーク より
フランスでのことです
2012年11月15日
10月半ばに千葉にお住まいのお客様がフランスで起きた怖いハチミツのニュースを送って下さいました。 是非みなさまにもお知らせしたのです。 怖い出来事ですから。
フランス北東部・アルザス地方で起こっている出来ごとです。 リボービル村の養蜂家達はとても厄介な問題に直面しています。 下の写真をご覧下さい。 何だか分かるでしょうか? 緑色・青色のハチミツが採れたのです。
何故この様なことが起ったのかと言うと、養蜂場のそばにチョコレート工場があり、チョコレートをコーティングするカラフルな砂糖の廃棄物からミツバチ達が集めて出来たハチミツなのです。
養蜂場に花が少なかった為にミツバチ達が花蜜より容易に手に入るカラフルなお砂糖の廃棄物から蜜を集めたのか、花蜜よりずっと甘いカラフルなお砂糖の廃棄物から蜜を集めたのか、真意はミツバチに聞かなければ分かりません。
2010年にも同じ様な出来事がアメリカで起りました。 養蜂場近くにマラスキーノ・チェリー工場があり、チェリーを赤く染めるため赤く色付けしたシロップからミツバチが蜜を集めていた為赤いハチミツが出来たのです。
フランスの緑色と青色のハチミツもそしてアメリカの赤色のハチミツも化学物質を含む砂糖なので、ミツバチ達の健康状態はどうなるのでしょうか?? 良いハチミツは出来ませんね。